top of page

新型コロナウイルス (COVID-19)によるライブの中止・延期を決断したアーティストたち



とどまる所を知らない新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による、ライブやイベントなどの相次ぐ中止・延期。アーティストやファンの声が連日TwitterなどSNSでつぶやかれていますね。これを書いている私も、心待ちにしていたライブが続けて中止になり、応援しているアーティストは大丈夫なの?と心配している一人です。

そこで、どれだけのアーティストがライブの中止・延期を発表しているのかをまとめてみました。これは“ほんの一部”です。実際はこの何倍もの数のライブやイベントが中止になっています。


どれだけ有名なアーティストであっても

「個人事務所」に与える打撃は計り知れない


今回のようなウイルスによるライブの中止・延期では保険適用外になるということは、今や周知の事実。もちろん大きな事務所も、この相次ぐライブの中止・延期は相当な痛手であることは間違いないですが、今回まとめてみた中で、いくつか個人事務所で活動しているアーティストを取り上げてみたいと思います。


まずはRADWIMPS。所属は有限会社ボクチン(voque ting)という個人事務所です。Voの野田洋次郎氏は、政府からの自粛要請直後にTwitterで以下のようにつぶやき話題となりました。これだけ有名なアーティストであっても、この未曾有の事態のなかでは、個人事務所の生き残りがどれだけ過酷なものなのかが垣間見える投稿です。

東京事変も椎名林檎氏が代表を務める個人事務所所属です。東京事変は自粛要請の中、2/29(土)・3/1(日)に東京国際フォーラムにてライブを決行したことは記憶に新しいですよね。このライブ決行については色々なことが囁かれていますが、事務所経営の問題も一部あったのではないでしょうか。


また、一度のライブの中止・延期だけで、会社が潰れてしまうほどの損失を受けてしまうと声を上げたアーティストもいました。私もこの投稿で初めて、個人で活動しているアーティストが計り知れない打撃を受けるのかを知りました。


「音楽」を守るために応援したい


日本のライブ・エンタテイメント業界は、自粛要請がでた2月以降3月末までの中止・延期公演数は1,550公演、損害額推計で約450億円にのぼると報告されています。ここでは視点をアーティストに向けて書いてきましたが、「音楽」を守るためには、アーティストだけでなく業界全体への支援が必要なのだと思います。


サカナクションのVo山口一郎氏がラジオで話した内容がとても心に響きましたので、サイトを貼らせて頂きます。(山口氏のコメント、画像の一部を引用させて頂きました)

 

❝音楽業界って、ほとんどフリーランスの人ばっかりなんですよ。今回1ヶ月間ツアーが止まっているじゃないですか。っていうことは、今月、給料ないんですよ。❞


リスナーの方たちや音楽を好きだっていう人たちって、まずミュージシャンが心配になると。次に、あっても、マネジメント……その先にどんな人が関わっているかってなかなか意識がいかないじゃないですか。でも、僕らからすると、自分たちよりも、僕たちを支えてくれている人たちが疲弊していってライブができなくなるんじゃないかっていう怖さの方があるんですよ。


このタイミングで初めて音楽ってどういう風にできているのかっていうのを理解した上で自分に何ができるのかとか、それを分かっている人たちがどんな活動をしているのかとか……みんなに考えてもらう時間になってほしいんですよ。

 

この先の見えない苦しい状況の中でも、無料でライブ配信や映像公開をしてくれたり、思いを発信して、私たちに寄り添ってくれるアーティストたち。私たちはそれぞれたった一人のいちファンかもしれませんが、その一人一人が「音楽全体」を応援し、大好きなアーティストたちが安心してライブができる未来を一緒に創れたらと心から思います。


私たち、南青山タレントプロモーション株式会社は、所属アーティストに限らず全てのアーティストを支援いたします。

bottom of page